2024/05/24 06:03



神愛なる皆様、大変ご無沙汰しております。

随分と長い間、活動らしい活動をできずにおりましたが

今回は自身の状態を鑑みて 一旦の活動休止をお知らせにまいりました。

まずは数週間ほど あらゆる活動を休止させていただきたく存じます。

楽しみにしてくださっている皆様には 申し訳なさ過ぎて頭が上がらないですが

今はとにかく 気力がなくて 去年までのような動きが全然できそうにありません。

これより、ここまでに至る経緯をお伝えさせていただければと思います。

===========

1月は日本各地で「白龍のめざめ」を主催し

2月はアメリカでCOBRA会議


帰国直後、祖母が急逝したため 佐渡島へ行き

2月後半は中国滞在ビザを取得し、龍門の旅の報告書を書き上げ



激務が続いていましたが

3月までは大丈夫だったように思えます。今振り返ると

まだほかにも、いろいろなことが起きていましたが

まだ張り詰めた糸が なんとかもってました。

==================

しかし、4月になり 桜が満開のころ

4月4日の午後4時44分

妻のファンザの電話が鳴りまして

フランスの実家からでした。

実はそれまでに ファンザは何度も奇妙な夢を見ていました。

大切な人が この世を去っていくことを暗に示しているような

メッセージ性が強い夢でした。

ファンザはマダガスカルの王族の血筋の生まれで 代々「夢見予知」の力があります。

電話が鳴った瞬間 二人とも目を合わせ 

予感がありました

「まさか…嘘だろ」「やめてくれ…」「どうか違っていてくれ」

必死で願いながら電話に出ると 実家のファンザのお母さん

すでに涙声 ああ…やっぱりそうなのか

ああ…夢って現実なんだな

「マミー(妻の兄の名)が今朝、病院に運ばれたの」

兄のアリーも電話を代わって 涙声でうったえます

「ファンザ、今すぐにフランスに来てくれないか。旅費は出すから」

午後6時を回っていて、外はとうに薄暗くなっていました

今から空港に電車やバスで行っても間に合わない。

ソッコーで航空券を探したものの、その日大阪発パリ着の便はもうない

とりあえず明日パリ着の席を確保する手前で

「あ、もうこれ俺が残るしかないや」と悟りました。

妻と娘のアイナに航空券を買って、自分が今から車で空港まで送るしかない

「ごめんファンザ、アイナ、先に行ってて。後で必ず来るから」

・・・

結局、その夜は空港近くのビジホに深夜到着し 一泊しましたが

道中の車の中でも 気が動転して 状況の整理に頭がいっぱいで

現状に追いつかなさ過ぎて 非現実感でめまいがするし

けど まだ生きているはず きっとまた会えるはず

去年の夏、マダガスカルで家族みんなでバカンスを一緒に過ごした 俺のブラザー、マミー兄貴

いきなり会えなくなるわけがない これで終わりなわけがない

きっと続きがある

子供たちがこれから大きくなって それを一緒に見守っていくんだ

きっと大丈夫さ 

妻と娘が飛行機に搭乗し、空へ去っていくのを見届けてから

一人で帰路につきました。下道で5時間くらいかけてゆっくり帰りました。

家に着くと、「そういえば去年も、こんなことあったっけ」と床にねっころがりながら思いました。

「やべー冷蔵庫…買い物したばっかじゃん」「植木に水…車検もうすぐ…固定資産税…庭の工事も半ば…」

やらないといけないこと > やりたいこと

必須項目が多すぎて しんどい

とりあえず家族がフランス着いて、状況を聞くまでは 航空券も買わないでおこうか

次の日、夜中の2時

到着したという連絡がきたので 現状を聞いてみると

というかまず、電話から伝わる悲痛がやばすぎるんですよ

自分がそこにいたら もう少しだけでも支えになってあげられたのかな

「心臓が自主的に活動していない」「脳死」「もう帰ってこられない」

うそだ… 冗談はおよしなさいな…

え… まじで?

その時 右耳に激痛が走って

ひどい耳鳴りで ほぼ何も聴こえない

…キーーーーーーーーーーーーン……………

「…あなたも来て…フランスに…」

「…わかった 今行く」

・・・

字数制限なので、次回に続きます